上の写真から2年後の状態
   瀕死の株がここまで回復した
   新バルブには充分な養分蓄積。
   この養分蓄積は肥料ではない。糖である。
   SUGOI-ne栽培の独壇場である。

   SUGOI-ne2号ゴールド単用
   紫外線カットフィルム
   不織布
   SUGOI-ne源液 1000倍
   生油粕


  瀕死の株では、ほとんど光合成できない。
  この株ではバルブの貯蔵養分も枯渇している。
  これを回復させるには、
  SUGOI-neの炭素循環の糖エネルギーがキメテになる。
カトレア栽培でもっとも作落ちするのは大鉢栽培での株分けである。
 鉢に植えるラン栽培では、必ず遭遇する「関所」みたいなもの。
 これまでのコンポストでは、特に水ゴケ栽培の大鉢作りでは、
 カトレアに限らずどんなランも、このコンポスト劣化と株分けが大問題である。
 水ゴケ栽培では、植え替え後、発根を促すためにカラカラまで乾燥させる。
 シャボテン、多肉植物の時と同じ乾燥である。
 ここから回復するのに・・・・。

 カトレアの切花栽培が挫折するのは、この場面である。
 経営が成立たない事態になる。

 このことは蘭展で入賞狙いでの大鉢栽培でも同じである。
 賞はモラッタ!!
 しかし、その鉢が・・・・2、3年後には・・・・見る影もない有様になる。
 又は、小さく株分けして・・・・という状態になる。
 昔日の面影、今いずこ。
 こういう状態になる。
 エネルギーが足りない!!
 新しい根を出すにはモノスゴイエネルギーが必要。
 乾燥させているから光合成によるエネルギーは期待できない。
 ほとんど貯蔵エネルギーを使って伸ばす。
 バルブは衰弱。
 数本の新しい根を伸ばし、この根が働くのに約数ヶ月後になる。
 この間のロス。
 この問題を解決出来ないできた。

 SUGOI-ne栽培はどうか。
 植え替え後、乾燥して発根するということはSUGOI-neにはない!!
 毎日潅水だから・・・脱水の作落ちはない。
 植え替え翌日から生育を始める。
 バルブが痩せない!!
 上の写真を見ると、ドンドン養分と、水分を蓄積して、バルブが肥る。
 水ゴケ植えでは、株分け植え替え後、3のバックが・・・ここまで養分を蓄える・・・回復はない。
 ほとんど根がない状態で、ここまで養分を蓄えるというのは、
 SUGOI-neの独壇場である。
 これは、いたんだ株の瀕死の葉が、光合成で澱粉を蓄えたのではない。
 SUGOI-neのラン菌による炭素循環の「糖」。
 ラン菌との共生による糖の供給によって蓄積されたものである。

 だから・・・SUGOI-ne栽培では、ラン菌とランがともに喜ぶ湿度でなければならない。
 カトレアを多肉植物のような乾燥で栽培してはならない。
 カトレアの温室にエアプラントなど吊るすのを見かけるが、
 あくまでもランは菌根菌植物である。
 CAM型植物という共通点はあるが・・・・プロトコームが生きられる湿度でなければならない。
 SUGOI-ne栽培では、絶対に菌根菌植物であることを忘れてはならない。
 炭素循環。

 カトレアは多肉植物?
  
   カトレア栽培とCymbidium栽培を比較してみると、
   考え方の基本に大きな違いがあることが解かる。
   特に潅水、水に対する基本的な違いである。

   Cymbidiumから見ると、カトレア栽培は、潅水において非常に雑であっても、
   相当なところまで生育もしてくれるということである。
   夏でも素焼鉢は・・・・ほとんど真っ白に近いまで乾燥させる。
   ここまで乾燥できるのは、一般の植物のほとんどではありえない。
   ありえるのはサボテン、多肉植物の類である。
   自生地を見れば、ランの自生地というより、多肉植物の領域、エリアに、
   カトレアが新参者として侵入したのではないか。
   ランのサボテン化。
   ワルケ、ノビリなどを見ると、ランの花が咲かなければ・・・・多肉植物を間違う形態である。
   そういうランを栽培していると、その潅水が当たり前になる。
   ウオータースペースに水を注ぐことになる。
   それは、サボテン、メセンの潅水と大差ない。

  SUGOI-neで作ると、このような潅水では上手く作れない。
  ランは菌根植物である。
  この本性を現わすからである。
  更に、SUGOI-neにはラン菌が生息している。
  
  SUGOI-ne栽培では、カトレアの多肉植物栽培の潅水から、
  ラン本来の潅水、例えばCymbidiumの潅水にしなければならない。
  だから、ラン栽培はCymbidiumに始まってCymbidiumに終るのである。
  Cymbidiumがランの潅水の基本である。
  ところが、Cymbidiumを全然栽培しないでカトレアを栽培している人いる。
  SUGOI-neでは、こういう人がカツオブシで失敗する。
  乾燥グセの人は、潅水しない!!

 植物作りで、上の写真いなるまで、よくぞ・・・・平気で見ていられる!!

  植物は、一番最初に水が足りないというシグナルを出す。
  ラン栽培で、ランが水を欲しいという訴えが、見えない、聞こえない人というのは、
  もう・・・どうしようもない鈍感な人。
  こういう人は、水に限らず、温度も、光も、肥料も見えない。
  こういう人に限って・・・SUGOI-neはダメという。
  なんともならない身勝手!!
  アマならそれでも・・・言い訳がつくが、プロなら廃業?
  最初から栽培のプロになどなれないが・・・・。
  




   続く  工事中

左の写真はSUGOI-neの冬の湿度。
 冬でも鉢底の穴が、オシボリの湿度を厳守すること。
 この湿度で、根にはペクチンが「発現」しているから、
 絶対根腐れは起きない!!

 これより乾燥させると「カツオブシ製造」で失敗する。
このように回復させるには・・・・多湿。
 SUGOI-ne栽培ではプラ鉢、ポリ鉢でも
 曇天、晴天の日は、ほとんど毎日潅水して、
 鉢底の穴がドロドロの寒天状にすると良い。
 この茶色の水とラン菌が素晴らしい働きをする。

 SUGOI-ne栽培では、色々な活性剤は無用である。
 そういうものはSUGOI-neに含んでいる。


 これまでのコンポストでは、常にこのドロドロは考えられなかった湿度である。
 SUGOI-neでは、5月から9月は、この湿度であれば、
 どんなランも最高に生育する。

 つまり、SUGOI-ne栽培は、5月から9月までは、
 雨の日、曇天が2、3日続いた日は潅水を止め、
 それ以外は毎日潅水すると良い。
  洋蘭、東洋ラン、野生ラン、エビネも同じ。

  7年8月9日 木曜日 15:57:14
  SUGOI-ne2号ゴールド植えの回復
  ここまで水分を貯蔵するのに約60日を要した。
   ここまで回復すれば、あとは簡単。
   バルブにも、葉にも水分、養分が蓄積された。
   それにしてもカトレアはシタタカに強い。
   温度さえあれば・・・一番丈夫で簡単なランかも?
   だから・・・趣味の人でもカトレアは咲かせられる?
ここまで作って感じたことは、カトレアの葉は水の貯蔵庫で、相当な水を蓄えているといこと。
バルブには水を溜めているが、それだけではカトレアは安心できない。
この危機管理のダムを備えているから、水ゴケ栽培で・・・・カラカラ乾燥でも作れた。
しかし、それをカトレアは決して喜んではいないということ。
ただ、乾燥にじーと耐え、我慢しているに過ぎない。
その姿を見て、我々は・・・・着生ランだから・・・・乾燥を、空気を「好む」と見てしまう。
この短絡した観察、見方で、これまでラン栽培を行ってきた。

SUGOI-neで栽培すると、カトレアは水ゴケの姿とは別な姿を現わす。
水に関しては、水ゴケでは考えられなかった湿度を要求する。
潅水を要求する。
上の写真の脱水で萎びた葉が、生気を取り戻し、細胞に水が充満するまで、
毎日潅水で約30日を要した。
カラになったダムにを満水にするのに30日かかったということ。
これを逆にいえば、30日全然水を与えないと、ダムはカラになり、
写真のようになるということ。
自生地では、乾期であっても、夜霧、夜露があるから・・・・こんな乾燥はない。
カトレアも雨期の栄養生長期は「水草」のようなもの。
Cymbidiumをそのように表現するが、カトレアも、バンダも・・・・水は必要である。

だから、SUGOI-neでのカトレア栽培は、
水を多く与えた人ほど成功した。
冬でも休眠させない潅水をした人は成功した。
温度が充分あれば、休眠などしたくはないのだ・・・・カトレアは。
雨が降らないから・・・仕方なしに仮休眠するしかない。
これが自生地の現実。
気候のサイクルに合わせて、どうしようもないから眠って乾期の過ぎるのを待つだけ。
問題は、この乾期のときも温度が高いということ。
低温で乾期より大変。
高温で乾期というのは・・・・・。
だから、カトレアはクチクラ層を極端に発達させ、紫外線、強光、乾燥にも耐えうる葉にした。
そして葉肉は水の貯蔵庫にした。
カトレアの身体に無駄なものはない。
全て水対策。
ワルケなどは・・・・葉まで無くしたバルブをつくり、それに花を咲かせることにした。
新しい葉があれば、新しい葉というのは水の消費量が多いからである。
無くせば・・・・乾期をしのげる。
この水を花に転用できるという計算。
艱難汝を珠にする!!
考えれば・・・・手はあるものである。
新参者が開拓した場所は不毛の地である。
一般の植物から見れば・・・とんでもない場所で生きている。
人間から見れば・・・それが・・・・愛しい。
人間逆境で磨かれる。
そういうことであろうか?
巨木にない・・・・別な感動であろう。

だからといって、カラカラの乾燥を喜んでいるわけではない!!
 いじめると花が咲く。
 そういうランつくりを止めること。
 SUGOI-ne栽培は、ランが喜んで咲く栽培である。



 

 カトレアの切花栽培。
 SUGOI-neで可能になった!!
 これまでのコンポストでは、株分け時の衰弱が激しく、
 怖くて・・・。
 切花栽培は大鉢仕立て。
 しかし、水ゴケで大面積やろうとしても、
 株分けが怖くて、ほとんど失敗。
 これは、趣味家も同じ。
 蘭展用に原種の大鉢仕立てを維持継続は・・・・
 ほとんど不可能。
 
 SUGOI-ne2号ゴールドなら、無造作に出来る!!

 こんなに衰弱した株でも、ご覧の通り再生する。
 だから、大鉢仕立てもできるということ。

 ラン菌の力はスゴイ!!

  7月28日の状態。

   再生できたみたい。
   芽も伸びだしてきた。安心。

   SUGOI-ne2号ゴールドはいい。
   曇り、晴天の日は、夕方潅水した。
   SUGOI-ne源液1000倍、10日置きに潅注。

 6月12日の状態。
   ようやく、葉にもバルブにも水が貯蔵され、
   芽も動いてきた。

 5月17日
   無惨なカトレアをSUGOI-ne2号ゴールドに植える
著作権所有者 宇井清太
やはりSUGOI-ne2号ゴールドはスゴイ。
カトレア再生には切り札である。
その再生の姿を写真で示す。
全く無造作である。

  
          SUGOI-ne2号ゴールド

                カトレア再生
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